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症例事例

猫背が治らない!

2020.11.07

相談者 Oさん/40代/男性

【主訴】

・身体が丸くなってしまう。

・頭が前に出てしまう。

・肩が内側に巻いてしまう。

 

【問診・検査】

・お仕事は普段デスクワークをしているそうで、10時間くらい通しでやることも多いそうです。

ノートパソコンをお仕事では使っていて、ご自宅ではデスクトップとのこと。

・自分で丸まらないように頑張って反りかえっているがうまくいかないそうです。

・立位での姿勢チェックでは背骨がS字になっていれば正常ですが、Cの字になっています。カーブしかありません。

上半身の負担がカーブの最頂点にとてもかかるようになる姿勢です。肩甲骨当たりに重い鈍痛があります。

・下半身は、膝が曲がっていました。指摘すると大変驚かれていました。

おそらく上半身のバランスを膝を曲げることで取ろうとしている様に見えます。

・首の可動域はとても狭いです。

水平から45度くらい見上げた姿勢から上には向けず、左右にはほんの少ししか傾けられず、振り向いても横しか見えません。

・肩は肩甲骨がとても固く、手を上にあげると首が上げた手の方に傾きます。バンザイが全然できない状態ですね。

・腰は、屈曲をしたときにふとももの後ろがとても張るようでとても痛がっておりました。

伸展をしたときは「膝」が完全に曲がっており、「腰」は全く反れていませんでした。

腰も横には傾けられず、腰をひねると「足」が動いてひねっているように動いてしまいました。

 

・以上のことから、全体的に可動域の大幅な減少が原因ではないかと思われます。

 

【施術内容】

・仰向けになると腰が痛い様なので、うつ伏せの状態から大腿四頭筋、腸腰筋をストレッチします。仰向けになれるようになったことが不思議そうでした。

・膝の後ろ、太ももの後ろ、ふくらはぎなどをストレッチしていきます。伸びしろが増えていくにつれて下半身の固まった筋肉がほぐれていきます。

・首と肩は全方向に動きが制限されているのでかなり入り組んで固まってしまっています。動きを確認して順番にストレッチで筋肉の緩和操作をしていきます。

 

【施術後のコメント】

今回の施術では、まず可動域の拡張が必要だと感じた為、かなりストレッチが多くなっています。

普段から身体が丸くなっていて、就寝時も横を向いて丸くなっています。身体の前面がどんどん縮んでしまいます。

この状態から仰向けになると腸腰筋や大腿四頭筋は短くなっているところを急に伸ばされます。伸びしろがあまりないので違和感や痛みが現れます。

その伸びしろをストレッチで増やしてあげることで筋肉にゆとりが出来て違和感等が減ります。

 

首も同様に、短くなっている前方に傾いてしまっています。が、胸鎖乳突筋の長さを確保してあげると頭の位置が正しい位置に近づいて行きます。

身体は正常に機能する状態に近づければ、自然と正しい位置に収まるようにできています。

明らかに短くなってしまっている筋肉に対してはストレッチをしていきたいです。

 

最後に姿勢チェックをしたときに、明らかにCの字だった背筋が伸びて全体のバランスも正中線に寄った姿勢になりました。

患者さんは「背が伸びたように感じる」と感激しておりました。

明らかに丸かった姿勢が整いまして、目線が変わったのが大きいと思います。膝も真っすぐに伸ばせるようになりました。

 

これらの可動域はまた元の長さに戻っていこうとします。永遠にその長さのままではいられません。

今後もセルフストレッチの指導を行い、定期的に治療を続けていくことで姿勢の維持・及び向上が見込めると思います。

 

大久保

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